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暑い夏には熱中症予防のためにも、エアコンが頼りですね。しかし、エアコンを久々につけてみたら、酸っぱい臭いが吹き出してきた。
そんな経験をしたことはありませんか?
エアコンは、冷やす過程で熱交換器と呼ばれる部分に水滴が付着します。そこに空気の吸い込み口から吸い込んだチリやホコリなどが付着し、カビやダニを繁殖させてしまうのです。
しかし、少しのホコリぐらいでは、あのいやな酸っぱい臭いとはなりません。エアコンが新しい場合、フィルターを掃除すれば、まず臭いは出てきません。
それじゃ、あのいやな臭いの最大の原因はというと、エアコンの内部に付着したカビとタバコのヤニが原因です。でも、私の家では室内でタバコを吸っていませんが…。そんなときのエアコンの臭いは、明らかに内部に発生したカビが原因となります。
しかも、たちの悪いことに、エアコンは内部のカビの臭いを排出するだけではなく、カビそのものを噴き出して室内に充満させている、という点です。
とくに、エアコンから吐き出されるハウスダストやカビを含んだ空気は、抵抗力の弱い赤ちゃんにとってアレルギーなどを招く原因になるため、くれぐれも注意が必要です。
呼吸器のアレルギー疾患を専門とする、国立病院機構相模原病院臨床研究センターの谷口正実センター長は、夏に恐ろしい夏型過敏性肺炎の原因は、室内のカビが原因だと解明しています。さらに、エアコンこそがアレルギー疾患にとって「非常に怖い」存在だと以下のように説明しています。
「エアコンのカビをきちんと除去するには、カビの生えた部分を直接こすったり、アルコールで拭いたりと、徹底的に掃除する必要があります。でも、素人にはエアコンの内部まで手が届きません。エアコン掃除用のスプレーで手入れしても、表面がきれいになるだけで、奥に生えたカビを除去するのは無理です。ぜんそくの人など、カビアレルギーが気になる場合は、専門業者にクリーニングを頼むなどの予防策が必要です」と。
ですので、単にエアコンのふたを開けてフィルターの掃除をしたとか、市販のエアコン専用のスプレーを噴射した程度では、エアコン内部のカビは除去できないのです。
これら2つがエアコン内部でカビが生える原因になるのです。「久々にエアコンを使ったらカビ臭くなった」という場合はこのような原因が考えられますよ。
エアコンの冷房や除湿運転中はエアコン内部に、冷却に伴う水分が発生し、その水分が室内から吸い込んだホコリと一緒になってカビの発生原因となります。
ですが、ホコリの発生しない部屋などはまずありませんし、エアコンの構造上、カビの発生は必然的です。だからこそ、エアコンは定期的な洗浄が必要となります。
市販の洗浄スプレーでは噴射剤の届く範囲は限られています。
また、クリーニングした直後は芳香剤できれいな空気になった気分がしますが、芳香剤が揮発すると、元のいやな匂いのするエアコンに戻ってしまうのが実情です。
エアコン用の洗浄スプレーには洗剤が使用されています。しかし、この洗浄スプレーをエアコンに噴射した場合、洗剤を水分で除去せずに放置するため、使用後には、洗浄液の一部が汚れと一緒になって内部に残留します。そして、その汚れが室内機のフィンと熱交換器を詰まらせてしまうのです。
そうすると、エアコンの効きが悪くなったり、ますます臭いを放つようになり、さらに洗浄液の汚れを含んだホコリが排水ホースにつまるため、排水ホースが逆流するという事態にもなるのです。
エアコンの内部をきれいにするには、エアコンの分解掃除をするか、買い替えるしかありません。かといって、エアコンを頻繁に買い替えるのは、あまりに出費が大変です。
なお、エアコンの業者にクリーニングを依頼して、フィルターだけをジェット噴射等でクリーニングしても、内部のハウスダストやカビ等を除去することはできません。
ですので、エアコン内部のネジ等の小さな部品にまで付着しているハウスダストやカビを取り除くのに一番確実なことは、専門業者に依頼して、エアコンを取り外し、分解したうえで洗浄するしかありません。
このようなことに心当たりのある方はエアコンの分解クリーニングがおすすめです。
ところで、当サイトでおすすめしている引越し侍の「エアコンサポートセンター」では、エアコンを取り外して工場で分解するため、2週間ほどエアコンを預ける必要があります。しかし、夏の暑い盛りに、エアコンを取り外すことは、死活問題となります。
ですので、年間の計画として、エアコンの取り外しが可能な時期を決めておき、エアコンのクリーニングを依頼するが賢明な方法かと思います。
しかし、早急に洗浄が必要な場合は、とりあえずジェット噴射式の洗浄を業者にお願いし、エアコンを取り外し可能な時期になったら「エアコンサポートセンター」などで分解掃除をお願いするのがよいかと思います。
「エアコンサポートセンター」については、↓こちらのページにまとめました。
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エアコン内部には必ずカビが生えてしまいます。これは、無菌室以外の空気の存在するところなら、空気中に含まれたカビが原因でエアコン内部にはカビが生えてしまいます。
そんなわけで、カビの発生を防ぐ方法は、カビの成長を抑制する方法と言い換えるという表現が適切かもしれません。
そのようにカビの成長を抑制する方法としては、
となります。これらのことを詳細に述べてみましょう。
エアコン内部は、冷房運転や除湿運転の際に湿ります。ですので、このような運転後のは、送風運転・内部クリーン・内部乾燥・におい除去等のエアコン内部を乾かすための運転をしましょう。
室内の空気が汚れているときはエアコンを運転しないようにしましょう。
ところで、どのようなときに室内の空気が汚れているのでしょうか?
エアコンは、冷房や除湿の際に内部に結露が発生しやすく、この湿気に上記の室内のホコリなどが付着しますが、エアコンの内部が乾燥していると、内部にホコリなどが付着しにくくなります。
このため、エアコンを使用した後、20~30分程度の送風運転をすることで、エアコンの内部を乾燥させることができます。